≪ストーリー≫
イギリス、ニューカッスル。ターナー家の父リッキーはマイホーム購入の夢をかなえるため、フランチャイズの宅配ドライバーとして独立を決意。 母のアビーはパートタイムの介護福祉士として、時間外まで1日中働いている。16歳の息子セブと12歳の娘のライザ・ジェーンとのコミュニケーションも、 留守番電話のメッセージで一方的に語りかけるばかり。家族を幸せにするはずの仕事が家族との時間を奪っていき、子供たちは寂しい想いを募らせてゆく。 そんな中、リッキーがある事件に巻き込まれてしまう。 "家族を想うとき"
≪感想≫
家族を想っての行動が、家族をバラバラにするという負の連鎖に繋がっていく映画の内容が見ていてとても心が痛くなりました。
そして、日本社会でもこのようなことは決して起きていないとは言えないと思います。
人は幸せになるために生まれてきて生きていくものだと考えるのに、この映画では働くために生きているように感じられるシーンが多く見られ、私たちは幸せになるために働けているのかもう一度振り返る余裕を作ることが必要ではないかと思います。
幸せになるために働いているのに、自分の家族や周りの人たちに我慢をさせたり悲しい思いをさせてまで働くことが本当の意味での幸せに繋がるのか、また幸せになるためには多少の我慢も必要であると映画の中でお父さんが言っていましたが、我慢を強いられている期間は幸せになるための修行期間といってもいい状況になるのかと疑問に思いました。
今回の映画を鑑賞して就職し、働く立場になった時に自分が何のために働いているのかを時々振り返ることが大切だと気付くことができました。
また、前回のリスタで紹介されていた、「誰も知らない」も時間ができたら見てみたいと思います!
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